第4回の競技課題は、「Fleame Runner ~目指せ!富士の頂~」。移動方法を問わない自作のロボットの2台と、高専生が協力して聖火リレーを行い、富士山の頂上に聖火を灯す競技です。
 スタートゾーンを出た直後に待ち構えるのは「アルプス」、アルプスの山道は険しく、その道のりはロボットの進行を容赦なく阻みます。この山道を突破し、「アルプス」を超えた先は「アテネ」です。ここで自作の松明に火を灯し、聖火を作ります。日本へ向かう道は「シルクロード」と呼ばれ、新たに「タイヤ禁止ゾーン」が設けられています。タイヤ駆動のロボットにとっては苦しい道のり、歩行するロボットにとってはただの1本道となります。「シルクロード」を抜けた先で待つ障害、それは「日本海」。
 このエリアへのロボットの侵入はできません。つまり、ロボットが運んできた聖火からランナーが火種を受け取り、「樹海」の入り口で待っている2台目のロボットへ渡さなければなりません。「樹海」には約1mのトンネルがあり、ここを通らなければ富士山に火を灯すことはできません。「富士山エリア」は敵味方の区別がない共有エリアとなっており、相手を阻止するのか、富士山だけを目指すのか、各チームの戦略の差が吉と出るか凶と出るのか。「富士山エリア」の中央に待ち受ける富士山の頂上に火を灯す「イグニッション」を達成することで競技終了となります。
 競技は赤・青の2チームによるタイムアタック方式で、競技時間は5分です。スタートの合図後、相手より先に「イグニッション」を達成する、あるいは課題をより多く、速くクリアしたチームが勝利となります。
 今回は新たに「人との関わり」と「タイヤ禁止ゾーン」の2要素が追加されました。これまでのミドルロボコンとは一味違った雰囲気をもつ今大会、ロボットとあばうたぁ~ずのメンバーたちが繰り広げるスピーディーかつスリリングなゲーム展開にご期待ください。


       ミドルロボコン2014
公式「競技課題・規定」>>  ダウンロード(PDFファイル)
        (2013,12,05発表)